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2004年10月28日
雑文──チンジュナイチャ
練習はしているのだけど、取り立てて書くこともない。
じゃあ書かなきゃいいだろ、って話だけど、毎日続けていると勿体無い気がしてくる。
最近ファミマで売っている「珍珠奶茶(チンジュナイチャ)」にはまってる。
ミルクティにブラックタピオカがこれでもか、ってくらい入ってる。しかも一粒一粒がデカイ。極太のストローが付属になっていて、それでようやく吸える。
ミルクティも甘さ控えめでオイシイ。
こんなにオイシイのだから、きっとネットで話題になってるに違いないと思ったら、否定的な意見が目に付いた。あれれ、と思う。
チンジュナイチャは台湾ではメジャーな飲み物で、屋台とかで売ってるらしい。で、最近その屋台が日本にも進出してるらしく、そこで飲めるものとは雲泥の違いがあるらしい。
気になる。と思ったら高田馬場にもあるらしい。てか、前から気になってた場所だ。今度担々麺食ったあとにでも飲もう。
2004 10 28 [雑文・食] | 固定リンク
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2004年10月27日
雑文──スタンダード誕生
ノラジョーンズの「Don't Know Why」が、ふと気づくといろんなとこでカバーされている。JTのCMでは男性ボーカルのカバー(アーチストはDavid Morganだが、この曲はCMオリジナルで発売されてないらしい)。平井堅も「Ken's Bar」というカバーアルバムで歌っている。日本だけでなく海外に目を向けても、パットメセニーやらデヴィッド・ベノアなんて大御所が思いつく。ちょっと検索すると畠山美由紀なんてのも出てきた、まだまだあるかもしれない。情報求む。ということで、新しいスタンダードが誕生したのかもしれない。
≫続きを読む
この曲のオリジナルはNY出身のシンガーソングライタージェシー・ハリス。ノラジョーンズのアルバムがグラミー賞を総なめし、そこらじゅうのCD屋で平積みされまくってた時は恥ずかしくて聴けなかったが、今改めて聴くと、やぱり良いものは良いと言わざるを得ない。噛めば噛むほど味が出る、そんな曲。
地味目だが、昔からずっとそこに存在していたような、さりげない存在感がある。いろんなアーチストたちがこぞってカバーしたくなるのも分かる。
作曲的なことに目を向けると、なんといってもAメロの部分で、半拍食いながら半音ずつ下降していくシンプルなリフがいい。上記のジェシーハリスのアルバムを聴いてもちゃんと存在するので、はじめにこのリフありきでつくった曲かもしれない。
ちなみにAメロのコード進行は
|BbM7 Bb7|EbM7 D7|Gm7 C7|F7 BbM7|
で、ここに
|A Ab|G F#|F E|Eb D|
という半音下降できる導線が隠されてる。くだんのリフはこの導線を半拍ずつ食いながら辿って演奏される。
半音下降というとベースが半音づつ下降していく「マイウェイ進行」を思い出すが、こういうさり気ない使い方はなかなか出来ない。
いい曲だなー、と思いつつテルミンで演奏しようと試みたが、やはりボロボロになった。レパートリーに出来るように頑張りたい。
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2004 10 27 [雑文] | 固定リンク
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2004年10月26日
担々麺放浪記(3)
前回は高田馬場「四川麻婆豆腐華家」での担々麺との出会いが、その後の担々麺ライフを決定付けたと、まあ、そういうことを書いた。
その後、ネットを検索しまくり「So Tasty-担々麺」というサイトを発見する。このサイトは凄い!東京近郊を中心にピンからキリまで1000店以上もの担々麺を供する店に実際訪れて、詳細な評価を掲載してある。情報も日々集まってるので、担々麺好きにとって至宝のサイト。とりあえずここのガイドを基に、近辺の行きやすいところから巡ることにした。
≫続きを読む
本場四川の担々麺は、汁なしの和え麺である。なんでも天秤に「担いで」売り歩いたので担々麺という名になったらしい。それを日本人に受けやすいように汁あり麺にアレンジしたのが、料理の鉄人陳健一の父、陳健民。ならば、ということで陳健一の店「四川飯店」池袋店(東武百貨店スパイス14F)へ行ったのは、担々麺生活1週間目あたり。ちなみに「So Tasty-担々麺」では堂々の5ツ星獲得店である。
オリジナルに相応しい美味さであった。なるほど高田馬場「華家」の味のルーツはここにあったのか、と思わせる深い味。あえて比べるなら四川飯店のほうがやや上品かな、という印象。その辺は個人の好みの範疇になってくるだろう。でも、僕は「華家」のほうが好きだな。5ツ星オリジナル担々麺に「華家」がぜんぜん負けてない・・・というか個人的にはむしろ好き、ってことのほうに驚いたかもしれない。
高田馬場「四川麻婆豆腐華家」おそるべし、である。ここまでしつこく書いていると店の回し者みたいで胡散臭さ爆発かもしれないが、ホントに美味いのだから仕方ない。だって美味いんだもん。
さて、先日、このブログをお読みいただいてる方に、担々麺の美味しさのポイントは何ですか?という質問を受けた。前にも述べたように、自炊を放棄しているので、食材について細かいことは分からない。なもんで、単純に美味い、不味いとしか言葉に出来ない困った料理オンチである。ただ、僕が食べ歩いて「美味い!」と思ったところは、どこもゴマ味ナッツ味が非常に濃厚だった。やはり、ポイントはゴマ(とナッツ)の甘みと言えるかもしれない。それプラス、他の辛味と酢味とのバランスだろうか。
不味いのでよくあるパターンは、ラーメン屋で出されがちな、フツーの醤油味、ミソ味等のラーメンに、ラー油や豆板醤で辛味を足しただけでゴマ味全くないもの。挽肉炒めに味が付いて、スープに溶かし込むと美味いパターンもあるが(野方ホープがこのパターンだった)オリジナルの担々麺からはちょっと外れる。
可もなく不可もない、のは、ゴマ味は利いているけど、スープはさらさらで、パンチが足りないもの。中華料理屋系ではよく出てくる。この場合辛味が勝ちすぎる。味の複雑さが足りなくて今一歩である。
美味い担々麺のスープは、レンゲですくうと、ゴマ(とナッツ)のペーストでとろっとした感触がする。とろみがつくほど入っていないと、辛味に対抗できない。これだけだとクドイので、酢の酸味があると俄然バランスが良くなる。要はこの、辛味、甘み、酸味のバランスなのだが、そのためには、ゴマ(とナッツ)がかなり重要。やりすぎな程入っているくらいがちょうど良い。
僕が思う担々麺美味さのポイントは、そんな感じ。あ、麺は細麺のほうが好きだな。具は、挽肉と刻みねぎと、アクセントに青菜系野菜があればいいと思う。次回からはオススメ店を紹介していきたい。
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2004 10 26 [担々麺放浪記] | 固定リンク
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2004年10月25日
32日目──チューナーゲットだぜ!
給料日!
あったかくなった懐で、早速会社帰りに島村楽器へ。お目当てのセイコーのハイブリッドチューナー「SPM20」をゲット!ゲット!ゲット!
≫続きを読む
速攻帰宅して試す。はじめはテルミンの上にのっけてみたけど、さすがに干渉する。チューニング変えれば平気だけど、止めておこう。テルミンから離して置く。家路を演奏。針が忙しそう。つーか、ブレブレでよく分からない。伴奏を止めて、ソロでじっくりピッチを見ながら演奏。ブレブレ。耳が悪すぎて、10セント単位の微妙な音がよく分からん。なんとか針を真ん中に持っていこうとするが、アンテナの反応は微妙だし、指や腕もふら付くので、無理。
真ん中から30セントくらいズレてても演奏中だと、全然気づかない。マジで10セント単位の間隔のピッチは、演奏でテンパってるとその変化が分からない。本格的に耳がまずい。
結果的に自分の音感のマズさを思い知っただけだった・・・。なんか、物欲が高まってくるうちに、チューナーさえ買えば、それだけで上手くなるんじゃないかとアホな勘違いをしてた部分もあるので、尚更ショックである。
とりあえず、ゆっくりとスケールの練習をしようかな。めちゃくちゃ遅いテンポで、ハノンのフレーズを演奏するのもいいかもしんない。チューナーを使った何かいい練習方法はないものだろうか?ご意見求む!
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2004 10 25 [テルミン練習日記] | 固定リンク
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2004年10月24日
31日目──フレンズオブテルミン東京サロン
昨日の話ですが、会員の方に誘われてフレンズオブテルミン東京サロンに行ってまいりました。テルミンプレイヤー、クリテツさんを中心に、演奏あり、テルミンの演奏が入ったCD鑑賞があり、実際に皆でテルミンを触ったり。ライブでも、練習会でもない、まさしく「サロン」なアットホーム雰囲気。
その日届いたばかり、というMoogのEtherwave Proのご披露もあった。意外とデカイ!それに値段が発売後一気に5万円値上げしたという最大の欠点があるためか、皆さん若干食いつきが悪い感じ。音色の幅は広がってるし、オクターブシフトもあるし、スタンバイスイッチもあるし、僕には十分魅力的。15万円ねぇ。ボーナスが出れば買えるとか、うっかり思ってしまう自分が怖い。
クリテツさんが最初に演奏していた「イパネマの娘」、あーそういうやり方もありだなー、と思って帰ってからさっそく弾いてみる。玉砕。世の中そんなに甘くない。
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2004年10月23日
30日目──テルミン定点観測(2)
テルミン購入後30日。ちょうど一ヶ月経過。
ということで、録音してみた。
≫続きを読む
1.54 MB MP3 ダウンロード
前より、ほんのちょっとだけ上達したかなぁ・・・。
でも、下手糞。自分の演奏だから我慢して聴くけど、こんなの聴かされたら絶対腹が立つと思う。じゃあアップするな、って読者の皆様から石が飛んできそうだが、練習日記、成長記録として付けてますので、ご了承の上何卒温かい目で見守って下さると嬉しいです。1年後くらいに、ちょっと上手くなって、でも最初はこんな下手だったの、これからテルミンを始める君も、がんばってちょーだい!なんて出来たら、素敵じゃない?あ、痛ッ!だからモノを投げないで!
ところで、僕の録音周りの環境を説明すると、まずテルミンのアウトプットからPC用オーディオインターフェースのM-AUDIOのDELTA66のインプットに直接シールドケーブルを差し込んでいる。DELTAのアウトプットからはBEHERINGERの安物ミキサーに繋いであって、そこに繋いだヘッドホンで音を聴いている。基本的に練習時に使う伴奏もPCから鳴らすので、録音時以外もこのセッティングのままということになる。
録音するときは、録音ソフトのシーケンサーを立ち上げるだけ。非常に単純明快で便利なセッティングだ。テルミンの音を出すときはPCを立ち上げなければならないという欠点はあるが、家にいて起きてる間はPC立ち上げっぱなしだから問題ない。
それに、テルミンってヤツは、アンプに繋げるとき、ミキサーに繋げるとき、エフェクターに繋げるときで、ピッチアンテナの反応が変わってしまうという話を聞く。そんならば、セッティングは動かさないほうがいい。
てなことで自分的にベストな環境だったハズなのだが。
今日気づいた。
シーケンサーソフトを立ち上げると、ピッチアンテナの感度がエライ変わる!
前回録音時も、せっかく録音だってのに、何でこんなにへたっぴなのか、ってへこたれたが、どうもピッチアンテナの感度が変わってたせいもあるらしい。
また、言い訳か、この野郎!そういう声が聞こえてきそうだナ・・・。
ん~~~。ま、その可能性も否定できないところが悲しい。
いや、でも今日は特に違和感を感じたのですわ。チューニングをやり直したり、立ち位置を変えたりいろいろしたけど、いつものフォームで、いつも通りの音が出ない。そのうち焦ってきて、誰が聞いているというワケでもないのに、緊張し始める。音を外すと頭にくる。テンパってくると、それは音に如実に現れはじめ、駄目演奏のデフレスパイラルへ突入。
今回は多分に精神的な部分もあるので、いろいろやってもいつものフォームでいつもの音が出ない、という状態にまでなるかは今後も検証していきたいが、ともかくチューニングをし直さないといけないことだけは確実。
なんでだろ?シーケンサーソフトだとオーディオカードの制御の仕組み(ドライバ)が専用のものに切り替わるせいだろうか。
ともかく、練習するしかないな。
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2004 10 23 [テルミン練習日記, テルミン定点観測] | 固定リンク
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2004年10月22日
29日目──ノりすぎ注意!
教則本「テルミンを弾く」の練習曲にガーシュウィンの「サマータイム」が収録されている。どういうワケだか、今の自分の腕前でもこれが意外と上手く演奏できて、楽しい。
楽しいので、デタラメにフェイクを入れたり、アドリブを取ったりする。アドリブとは言っても音程がめちゃめちゃで、酔っ払った蚊が飛んでいるようにしか聴こえない酷いものだが、でも、楽しい。
楽しいので、ノッてくる。ノッてくると身体でリズムを取りたくなる。で、思わず身体を動かす。そうすると、腕の軸がズレて、ピッチアンテナとの距離が狂い、普通に音程が取れる箇所も、取れなくなる。
あちゃー。テルミン演奏者が直立不動で眉ひとつ動かさずに演奏するのは、ある意味迫られて仕方なくやっているのだ。風邪で悪寒が走るときとか、くしゃみ出そうなときはどうするのだろう。
ということでノりすぎ注意。
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2004年10月21日
28日目──ふたたび楽器屋
会社を早く上がれたので、歌舞伎町の真ん中を突っ切って、西武新宿ペペへ。途中、またもや担々麺の文字に引かれてはじめて入る中華料理屋に寄り道(笑)。内装はキレイで、椅子のすわり心地が良かったが、味は可もなく不可もない感じだった。ここ数日ハズレ続き。
ぺぺに着いたら島村楽器へ直行。さて、チューナーである。こないだはギターコーナーのチューナーを見てやや失敗気味だったので、管弦楽器用のチューナーコーナーを探す。
≫続きを読む
メトロノームコーナーにチューナーも置いてあるのを発見。
一際目に引いたのがセイコーのハイブリッドチューナー「SPM20」。メトロノーム付きだし、input output端子が付いて、バイパスも出来る模様。何より、メーター部分が大きくて見やすい。これはいいかも。
むううう。物欲がふつふつと湧く。税込み9,800円くらいだった。給料日前なので苦しい。ディカプリオのごとく満面の笑みで「オリコカード、OK?」とやっちまうか(古い・・)とかなりヤバ目のところまで逝きかけたが、すんでのところで踏みとどまる。
素直にお給料がでたら、買おう。
しかし一度表に噴出した物欲は止められない。何気なく寄ったCD屋で、paris matchの新譜を買ってしまった。最近CD屋に行かないので新譜情報に疎い。これも発売されてから3ヶ月過ぎていたみたいだ。paris matchは1stアルバムから追っている注目ユニット。オサレでユル目のサウンドが心地よい。それに今までリリースされたどのアルバムもハズレなしなので、安心感がある。今回も相変わらず心地よいサウンドだった。オススメ。
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2004年10月19日
26日目──出だしの音は?
今日は割とピッチが安定してる。ような気がする。とんと弱気である。しばらく練習して、大分良くなったかと思い、改めて教則本付属CDの模範演奏を聴き直すとがっかりする。
ところで前々から薄々気が付いてはいたんだけども。テルミン演奏者って、曲の出だしの音をどのように出しているんだろうか?
≫続きを読む
いや、ボリュームアンテナから手を離せば、音は鳴るんだが・・・。問題はピッチを操る右手。僕の場合、演奏の途中であれば、次の音はだいたいこれくらい指を伸ばす、という感覚が身につきはじめてるので、そんなに酷く外すこともないし、外してもあとは実際に音を聴きながら正しいピッチ方向へ補正できる。でも曲のド頭。一発目の音は、それが出来ない。鍵盤も指板もない3次元空間の、ピンポイントの場所に勘で狙いを定めなければいけない。
今の僕には、まったくお手上げ状態。
クララロックモアというテルミン黎明期からの演奏家で、いまだ彼女を超える演奏家はいないのでは?というくらい凄いテルミン界の神様みたいな人がいる。彼女の貴重な演奏を収めたDVDを見ると、やっぱり、当たり前のように何の苦労もなく一発目の音を出している。
それどころか、このばあちゃん(お年を召されてからの映像だった)、今回注意深く見てて気が付いたけど、どうも演奏中にチューニングを変えてる節がある!チューニングっつっても、テルミンの場合アンテナの反応範囲の幅を変更するだけなので、1ヘルツ単位のチューニングが出来るワケじゃない(むしろそういうのは演奏時の指の加減でどうにでもなる)。だから、今日は音が高めに出るみたいだから低くしよう、ってチューニングではなく、ドレミの位置を全く変えてしまうチューニングである。
さらに観察すると、曲の途中でフレーズの音域が高音にシフトする場所があるとき、その手前でさっとチューニングを変えて、高音フレーズが演奏しやすいドレミの位置にしているご様子。もちろんその間は、ボリュームアンテナに手をつけて音が出ない状態にしている。チューニングを変えて、出だしの音が正確なピッチで出せる、というのは、もはやどうかしてるとしか言いようがない。天才は違う。
付け加えるなら、クララ女史が使用しているテルミンは、バリバリビンテージもので、真空管とコイルの塊である。無茶苦茶不安定である。チューニングつまみを回すにしたって、その日その時でだいぶ反応が変わるハズである。
いつか出だしの音が、バシッと決めれる時が僕にもくるのだろうか。
甚だ不安。
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2004年10月18日
担々麺放浪記(2)
前回は、担々麺が発作的に食いたくなったときに、途方もなく不味い担々麺を食ったが故、担々麺飢餓道に堕ちて毎日うまい担々麺を求め彷徨うことになったと書いた。
担々麺ジャンカーとしての転機は、はや二日目に訪れた。衝撃的に不味い担々麺を食った翌日である。その日僕は奇跡的に美味い担々麺を恍惚の表情で貪り食うことになったのである。
≫続きを読む
その担々麺との出会いを記す前に、僕の食生活について説明せねばならない。
一人暮らしで自炊を完全に放棄している僕は、昼夜外食がほとんどだ。
ところが職場である東新宿から最寄り駅の西武新宿駅までは、あの悪名高き歌舞伎町があるだけで、甚だ「安く飯を食う」という用途には向かない街である。ぼーっと歩いていると露骨に下半身方面に訴えかける呼び込みやら看板やらで頭が麻痺するので、うっかりすると食欲より別の欲が出てきそうになる。したがって歌舞伎町の中は通らずに、歌舞伎町の北端に当たる職安通りをいつも通っているが、ここは大久保に近いせいか、ハングル文字が躍り、ホルモン焼きと焼肉屋しか見当たらない通りである。
勢い夜の食事は、吉牛、松屋、マクドなどのファストフード系で済ませることが多かった。あるときなど、気づいたら1週間連続くらいで「めしや丼」の「味噌カツ煮定食」を食っていた。
非常に危機感を感じたのである。このままでは、廃人まっしぐらである。
それで最近、僕は帰りのルートを変えてみることにした(自炊方向へ考えが及ばないのが僕のダメなところだ)。西武新宿駅ではなく、高田馬場駅まで歩くことにした。東新宿からは徒歩30分くらいで、日ごろ運動不足の僕にはちょうどいい。何よりこちらは学生街で、安く美味いものが食えるところが山ほどある。
そんなワケでその日の夜も、僕は明治通りを東新宿からてくてく歩いて北上していた。
しばらく歩くと、早稲田通りにぶつかる50m程手前に、ラーメン屋、飲み屋、カレー屋などが並んだ一角があり、そこに「四川麻婆豆腐華家」という中華料理屋がある。表に立てかけられた黒板に「担々麺」の文字が書かれてるのを発見した。それでも一旦は通り過ぎかけたが、またふらふらとその「担々麺」の文字に吸い寄せれるように足が向いた。それまで1度も入ったことのない店だったが、前日に不味い担々麺を食べたリベンジを果たすべく、僕はもう1度賭けに出た。
そしてついに僕は賭けに勝った。
とにかくもうワケも分からず美味かった。去年の冬にそれなりに美味いと思って食っていた「野方ホープ」の担々麺が、まるでお話にならないくらいに霞んでしまった。
昨日のテルミン練習日記でも触れたが、唐辛子の辛味、酸味、ゴマとナッツペーストの甘味、アクセントの三つ葉の苦味。それらが絶妙なバランスで複雑な味のハーモニーを奏でている。こんなに美味い麺モノが果たしてあっていいのだろうか、と本気で感激した。
無我夢中のまま汁を最後まで飲み干した瞬間、僕の担々麺放浪生活の本格的なスタートが始まった。
恐るべし担々麺。この素晴らしき味の世界をもっと堪能したい!
「担々麺が食べたい!」から「美味い担々麺が食べたい!」に変わった瞬間である。
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2004 10 18 [担々麺放浪記] | 固定リンク
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2004年10月17日
24日目──チューナーを冷やかしに
うむむむ。うまくピッチを取れるときもあり、全然うまくいかない時もあり。こういうときは得意の楽観的解釈という得意技で、「あ、これはきっと自分の中で正確なピッチへの感覚が研ぎ澄まさせつつあるのだ。それで、ちょっとのズレでも物凄く気持ち悪く感じるようになってるだけで、実際は絶対前より上達しているのだ」と無理やり好意的解釈。こんな嘘を付いていても、次回音をアップするときに絶対バレると思うが、そんなにこの場所宣伝しているワケでもないし、あくまで自己満足日記だから気にしないのである。
さて今日は朝起きると天気が良かったので、洗濯をして、布団を干して、しばらくサボっていた部屋の掃除をした・・・ああ、ついに普通の日記化してきたなぁ。部屋で腐ってても勿体無いので、特に予定はなかったが、出かけることにする。
≫続きを読む
西武新宿線に乗って、高田馬場に取り合えず出る。JRに乗っても良かったが、乗換えの切符を買うのが面倒くさく、駅を出るとそのまま早稲田通りを東にてくてく歩き、明治通りにぶつかったところで新宿方面に折れる。
明治通りを50mくらい進むと、ここにお気に入りの担々麺が食べれる店「四川麻婆豆腐華家」がある。担々麺ってこんなに美味かったのか、と僕の担々麺放浪生活の決定的な一打となる、開眼の一杯を提供してくれた店である。ちらりと覗くと営業中だったので、迷わず入って担々麺とミニマーボー飯を頼む。
美味い・・・・!
まっすぐな細麺によく絡む、ゴマとナッツのペーストがクリーミーなスープ。甘辛く炒めたひき肉に、アクセントの三つ葉の苦味。辛いだけでない濃厚で複雑な味のハーモニーをしばし堪能。麻婆豆腐も山椒の香りがほどよく利いていて、場末の中華料理屋の麻婆豆腐とは一線を画する出色の味。ガイドブックはおろかまだネットにさえ紹介しているトコは少ないが、ここは絶対オススメな穴場スポット。
食べ終わると、明治通りを走っているバスに乗って新宿3丁目へ。「スウィングガールズ」を鑑賞。非常に面白かった。前に映画館でみた映画が「イノセンス」だったので、あの時は終わったあとどの人もキツネにつままれたような顔をして映画館をでていったが、今回は皆幸せそうな顔であった。テナーの主人公の田舎臭い可愛さもいいが、ドラムのおかっぱの女の子が、なんか素敵。あのキャラ憎めない。
映画館を出ると、そのまま人の流れにのって、歩行者天国の新宿通りを歩く。人ごみが嫌いなので日曜日にここに来ることがなかったので知らなかったが、いろんな大道芸人が芸を披露していた。しっかし、フォルクローレ(アンデスの民俗音楽。「コンドルは飛んでいく」とか)のグループが3つくらいあったが、共倒れしないんだろうか。
マイシティの横を通って、JR新宿駅南口方面へ、甲州街道の陸橋を渡り、ルミネ1へ。7階のレストラン街に直行し、前々から目をつけていた担々麺の美味いという店「希須林」に入店。具沢山で美味かった。麺がかなり太麺。スープはほどよくゴマの風味が利いているが、やや上品な印象。お値段1200円ちょっともしたので、また来るかどうかは微妙。
満腹状態で(ていうか昼夜担々麺って異常だよ我ながら)西口方面に歩く。西口を素通りして、大ガード下をくぐり、西武新宿ぺぺに。島村楽器が目当て。
ここに、こういうミニテルミン(Xecoo XMT-2)が展示してある。なかなか可愛らしいのに、2アンテナという本格派で、テルミン物欲臨界点突破まではちょっと購入を考えていた。しかし、その時はここで実機を触れてかなり不安を感じたので、購入をパスしたのだが、ちょっとテルミンの腕もあがったし、また印象も違うかもってことで再チャレンジ。
うむむむむむ。印象変わらず。ピッチアンテナの感度が悪い。というか、狭い場所に置かれてるからいろいろ干渉してるんじゃないだろうか。チューニングつまみを調整してもカタログスペックの5オクターブってのがかなり怪しいくらい狭い範囲でしか反応しないっす。それと、外部アンプに繋げているのはいいんだが、かなりS/N比が悪いらしく、ノイズ乗りまくり。これで税込み約4万ですから、売れてるんですかねー。もっと展示方法を考えたほうがいいんじゃないかなー。
ミニテルミンは諦め、ギターのエフェクターコーナーを冷やかす。むむむ。BOSSのコンパクトエフェクター、歪み系に比べて空間系は高いのね。倍以上の予算でマルチエフェクターを買ったほうがいいんじゃないだろうか。テルミンにPODとか、面白そうかも。
チューナーを見てると、バイトっぽい店員のお兄さんが寄ってきた。
「何かお探しですか」
「・・・・ええ、まあ。ちょっとチューナーを」
「楽器は?」
「(言っていいものかかなり迷う)ギターとかじゃなく、テルミンなんです」
「テルミン?」
案の定、ものすごーく店員が引いてしまった。しばらく話してみたが、お互い溝は埋まらず、ゆるーい空気が流れてしまったので
「すんません。ちょっと自分で調べ直してまた来ます」
と言ってすごすご退散。店員もすぐ解放してくれた。
軽い敗北感を味わいつつ、西武新宿線に乗って帰宅。一人暮らし社会人のお気楽な休日の一日はこうして過ぎていくのであった。
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2004年10月15日
担々麺放浪記(1)
そろそろ練習した、だけでは芸がなくなってきたので、たまにはテルミン以外のことも書いてみたい。
最近、担々麺にミョーにハマっている。
≫続きを読む
以前の職場の近くに、「野方ホープ」というラーメン屋があり、他にマシな食いもの屋が近くにないという極めて消極的な理由で、そこの担々麺をよく昼飯に食っていた。今から思うと、かなり邪道な担々麺だったが、なにしろ、「ほか弁」「コンビニ弁当」「野方ホープ」というたった3つのローテーションで数年間ほぼ毎日昼飯をしのいでいたので、全ての味に飽きていた僕は、寒い季節限定で新しくはじまった担々麺に飛びついて、ほかのものよりはまだ飽きていない、というこれまた消極的な理由で、担々麺をひと冬食い続けた。ひと冬越せるくらいには旨かった。
4月に転職をし、場所が変わったので「野方ホープ」には足が遠のいた。しばらく担々麺のことは忘れていたが、9月も半ばを過ぎ、暑かった夏も終わり、急激に涼しくなってきたある日、ふと、担々麺が食いたくなった。
担々麺が食べたい!担々麺が食べたい!担々麺が食べたい!
発作的突発性担々麺食べたい症候群である。それはいきなり禁断症状の様相を呈していた。
その日、会社が終わると矢も盾もたまらず、僕はその辺のラーメン屋に駆け込んだ。入口のメニュー表に担々麺が掲げてあることは知っていたが、それまで一度も入ったことのないラーメン屋だったので、ある意味賭けだった。
そして、僕は掛けに負け、とぼとぼと帰路につくことになる。その担々麺は、まずい醤油ラーメンに豆板醤を大量投入し、それじゃあまりにもただ唐突に赤いだけなので、彩りに絹サヤを添えただけの、ひき肉もゴマペーストも何もない、ただ辛いだけのラーメンだった。 およそ担々麺と名の付くものでも最低の部類に入るであろうシロモノだった。
まったく満たされなかった欲求は、僕の中で凶悪な猛獣と化した。担々麺リビドーは手の付けられないほど巨大化して、ついに爆発した!。
うまい担々麺はねぇが~~~!!
その日以来僕は、東へ西へうまい担々麺を求めて彷徨い歩く、餓鬼になったのである。もはやどんなに美味い担々麺を食べても満たされることはない。
もっとうまい担々麺はねぇが~~~!!
さて明日はどこへ食べに行こうか。
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2004 10 15 [担々麺放浪記] | 固定リンク
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2004年10月14日
21日目──進展ナシ
今日も練習。
はじめの1週間は、自分でも「あ、昨日より上手くなってる」と分かるくらい上達ペースが速かったが、さすがにこのところ停滞気味。つまり、飽きっぽい僕にはツライ時期である。
≫続きを読む
ドヴォルザークの「家路」と平行して、他の練習曲も気分転換がてら、ちらちら伴奏CDに合わせて練習している。こっちのほうも大分上手くなってきた・・・というか下手すると「家路」よりも音楽として人に聴かせることの出来るレベルに早く到達しそうな勢いの曲もある。
思うに、「家路」は、シンプルなメロディと、ゆったりめなテンポな故、こういったピッチの取りにくい楽器には不利なのではと、感じている。
昔伊東家の食卓かなんかで見たんだけど、音痴な人はカラオケで曲のテンポを速めて歌うと、ちょっと上手に歌えるんだそうな。テンポが遅いと、その分ひとつひとつの音の粒立ちが目立つし、ロングトーンもテンポ遅い分長くなるので、安定したピッチを維持しなければいけない。テンポが速くなると、そういった点がカバーできる・・・というか誤魔化せるので、上手く歌えるような感じになるということらしい。
今の僕のテルミンの腕前は、かなり音痴なのだ。
だから、ゆっくり目の曲はツライ。
でも、逆にピッチ感を鍛えるには丁度いいんだろうと思う。
ともかく、楽しみながら練習を続けよう。
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2004 10 14 [テルミン練習日記] | 固定リンク
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2004年10月13日
20日目──テルミン定点観測
テルミン購入後20日目という区切りの日(?)なので、録音してみる。
今後10日間隔くらいで定期的に音をアップしていきたいと思う。
≫続きを読む
1.54 MB MP3 ダウンロード
冷静に聴きなおすと10月3日とそれほど進歩がない・・・・。
ピッチの正確さも、自分で言うほど上がってないよ・・・・。
まあ確かに、前は10回のうち9回は音外しまくり、3日の録音テイクは奇跡に近いベストテイクってのはあり、音をこっぴどく外す率ってのは平均すると減ってはきてるんだけど、人様に聴かせるレベルでないことは確か。
この曲はAABA形式で、Bの部分が全体的に音域が高くなるんだけど、BからAへ戻るとき、どこまで指と手首を戻せばいいのか、その感覚が掴みにくく、毎回音を確実に外してしまう。今日の録音では、その部分おっかなびっくりになって、かなり入りが遅れてる。
それに、全体的にリズム感がないよなー。
ピッチとリズム感に意識してこれからも練習していこう。
ところで、チューナー欲しいなぁ。伴奏が無いと全然ピッチ感覚が分からんので、練習は常に伴奏と合わせて練習しているんだけど。でも、5度の音程で音が上下するときにピッチかいつも不安定だから、じっくりそこだけ練習したいって時に不便。CD伴奏は、ちょっとそこテンポ落として、とか、あ、悪い今のところもう1回やってくれる?とか出来ないし。かといって伴奏なしだと、音感がない自分には、果たして正確なピッチで演奏できているのか心許ないというか、まず、正確なピッチなワケないし。だから、無伴奏でチューナーとにらめっこして、不安のある箇所をじっくりピッチを確認しながら練習したい!
このブログ、theremin物欲Odysseyって名付けたのはいいけど、そういえば物欲方面のこと、まだ書いてないよな。冷静に考えると。
20日前のテルミンへの物欲臨界点突破で、財布はすっからかん。もう先立つものがないってのも理由だけど。
チューナーとBOSSのエフェクター、欲しくなってきたなー!
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2004 10 13 [テルミン練習日記, テルミン定点観測] | 固定リンク
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2004年10月12日
19日目──ブランク明けに恐る恐る
先日の3連休を利用して、2日ばかり泊りがけで友人とドライブに行く約束をしていた。免許を持ってない僕に代わって運転手係の友人が、千葉の実家までなら車でピックアップできるというので、金曜日の夜に会社からそのまま実家へ。土曜日の朝から出かける予定だった。
ところが。
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今年最大の台風が関東を直撃した。
前日に友人から電話があり、「あした、やめにしよう」とかなり落ち込んだ声で切り出される。聞けば友人は、かなり張り切ってルートの研究などをしていた模様。落ち込み方は尋常じゃない。なんとかなだめて、日曜日の日帰りコースで鎌倉へ行くことにきめた。
当日はあいにくの曇天模様。鶴岡八幡宮で僕が大凶のおみくじを引いたのがケチのつけ始め、江ノ電は止まってるし、大仏を見物する頃には雨が本格的に降り始め、入った食堂は大ハズレ、おまけに風邪を引いてしまった。ずっと運転してくれた友人には悪いんだけど、やはり大凶はマズかった。
家に帰ったら顔が赤いと言われたので、熱を測ったら38度近くあった。
そんな感じで、連休最後の昨日も、アパートに帰るなり布団にもぐりこみ、そのままずっと寝ていたので、テルミンには金曜の夜から正味4日間触れてないことになる。
なんとか体調も回復しつつあるので、今日は練習しよう。
ブランク明けなので、どれくらい勘が鈍っているのか、ちょっと怖い。
恐る恐る、テルミンをいぢってみた。
・・・・ま、こんなもんかな・・・・。
それほど酷く勘は鈍ってないみたいだ。むしろピッチの正確性は心持ち増してきているような気も(楽天的なひいき目で)それより、音色、こんな変な音だったけかなぁ。音色が気持ち悪くて、音色つまみをぐりぐり回す。でも、全然納得いく音色にならない。リバーブとか、エフェクターに通したいなぁ。
現状リバーブをかけたいときは、PCに録音後ソフト上でかけている。普段は素の音で鳴らすしかない。ギター用のコンパクトエフェクターの導入を少し考えてみようかな。
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2004年10月07日
14日目──フォーム再確認
昨日書いたように、ひたすら高いフレーズをリピートして練習しまくった。だいぶ安定して思い通りのピッチが出るようになった気がする。やはり、こういうのはひたすら反復練習するしかないのだなぁ。
ここで違う問題が発覚。
今の自分の手のフォームがマズイ。
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もともと僕の手は大きいので、教則本のイラストにある通りのフォームを作ると、本来指を握った状態から伸ばしきった状態で丁度1オクターブの範囲の音域になるはずが、1オクターブ+2音(上のドレミあたりまで)くらいの音域になってしまう。これを丁度良く1オクターブに収まるように、あまり手首を使わないフォームを意識的に作っていったのだが、どうやらこれだとマズイかも、ということに気が付いた。
1オクターブ以内に全てのフレーズが収まる曲ならいいのだが、そうでない場合、腕の位置を移動させて、握った状態での基準音を移動させる必要がある。たとえば、「ドレミファソラシドレミファソ」という音域の曲の場合、高いドレミファソを演奏するのに、途中で基準音を下のドからソにするために腕ごとアンテナに手を近づける・・・ところが、今の自分の手首をあまり使わないフォームだと、この移動が非常にやり難いことに気が付いた。
それで、急遽フォームを矯正。そうすると今度は今まで割と安定してピッチが出せていた基準音から5度上くらいまで(ドレミファソ)の音が、安定して出せなくなってきた。
まあでも、これも反復練習すればそのうち直るさ・・と納得させつつ、テルミンに向かっている。
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2004年10月06日
13日目──ピッチ安定のための作戦を練る
まずテルミンはどのように音程を取るのか。
基本は昨日書いたとおり、垂直に立ったピッチアンテナに手を近づけていくことで、だんだん音が高くなっていく。無段階で滑らかに音程は高くなっていくので、Aの音だったらAの音のアンテナから手までの距離は、ピンポイントである。その場所から1ミリでも動けば、ピッチはずれてしまう。
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竹内氏の教則本でのテルミン演奏法は、非常に乱暴な言い方をすると、親指と人差し指でまず輪を作り、他の指は握った状態でまず基準となる音を取る。そこから握った3本の指を徐々にアンテナ方向に伸ばしていって、だいたい伸ばしきったところが、基準音の1オクターブ上になるように、手のフォームを作る。このとき、腕の位置は固定する。基準音と1オクターブ上のフォームがだいたい固まったら、指の伸ばし加減で、間の音程を埋めていく。
こういうのは実際の映像をみないと、文章じゃ分かりにくいよなー。
もっと乱暴な書き方をすると、指の曲げ方のみでドレミファソラシドのフォームを作ろうという考え方。強く握った状態が下のド、握り方を弱めてレ、半分くらい開いた状態でソ、指を伸ばしきって上のドみたいに。
このフォームさえ、各音程ごとにがっしりと正しい位置で固定できれば、ピッチは安定するハズなのだ。僕の場合、まだまだバラつきがあるので、ピッチは安定しない。
それから、ドレミファソくらいまでの、あまり指を伸ばさない位置でのフォームより、ラシドくらいの、指が伸びたフォームで取るピッチは、現状かなり取りにくい。考えてみれば当たり前で、指を伸ばすという行為は、手首やそれぞれの指の関節を軸にして、その軸から指先を離していくことで実現する。長い棒を持つのと、短い棒を持つので、どちらが棒の先端がぶれやすいか。そう喩えるとよく分かると思うが、つまり、伸ばしたほうが指の先端はぶれやすいのである。
指を伸ばした、ぶれやすい状態でピッチを安定させるにはどうしたらいいのかが、当面の課題。でもこれは結論は出ている。
答え。
練習あるのみ(笑
ということで、今練習中の曲の高い音域が連続する場所、「ラードドー シソラー」から始まる4小節をリピートさせながら重点的に練習することにしよう。
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今日までの練習成果
テルミンは、鍵盤も指盤もなく、アンテナに向かって手をかざして音程を取る。アンテナに手が近づけば音程は高くなり、遠ざけると低くなる。手とアンテナの距離で出したい音程を見つけなきゃいけない、という、むちゃくちゃピッチの取りにくい楽器だ。
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初日はドレミファソラシドさえままならない状況。
まともな音を出すまでに時間がかかる管楽器や弦楽器と違い、とりあえず電子楽器なので電源を入れれば音は出る。出るのだが・・・まともな音程が取れない。手を遠くから徐々に近づけていって、この辺がドだな、ってやれば狙った音程を取ることは出来るが、じゃあ、フレーズはどうやって演奏すんの?いちいち手さぐり?速いパッセージは?・・・と、疑問と問題が山積み。
そんなことで教則本を買ってきた。
この本については詳しくは後日紹介したいと思うが、日本のテルミンの第一人者竹内正美氏がこだわって作ったこの日本で唯一の教則本は、テルミン初心者必携の一冊と言えるだろう。
ともかくこれを読んで、付属のCDに合わせて演奏することで、霧が立ち込めてた視界がやや開けてた気がした。効率の良い演奏法、練習法というものが分かってきた。
そしてテルミン購入後6日後に、教則本付属のCDの伴奏に合わせて録音したのが、コレ(MP3/1.54 MB。右クリックでダウンロード)
どうですか?蚊が飛んでいるようにしか、聴こえないでしょう?(笑)
ともかく、録音することで自分の演奏を客観的に知ることは大切だと、教則本にも書いてある。現に、こんな蚊の飛び交うひたすら不快な演奏でも、自分にとっては問題点を明確に出来て、タメになったのだ。・・・・と思いたい。
問題点・・・といってもありすぎて羅列も出来ないが、とりあえず自分が取り組みたいことからはじめることにする。まずは、ビブラートを課題に取り組んだ。まずピッチが大切という気もするが、もともと音感がないほうなので、これは後回しにすることにした(笑)独学だし、趣味なので、やりたいようにやるのだ。
そして、今日録音したての、演奏がコチラ(MP3/1.54 MB。右クリックでダウンロード)
音楽としてまだまだ聴けたモンじゃないのは分かってる。でも、ビブラートが最初よりはうまく出来るようになったから、まずはこれでいいのだ!と無理やり納得させる。んーで、今まで目をつぶっていたピッチの正確性、音の立ち上がりの不安定さを今後は課題にしようかと思っている次第。
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2004年10月05日
はじめに
さる9月23日の秋分の日。
テルミンが僕の家にやってきた。
話はその日から5日前に遡る。
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その日行われたとあるオフ会で、参加者の一人が持ってきたマトリョミンという、ロシアの民芸品マトリョーシカの中にテルミンを仕込んだ愛らしい楽器を触る機会があった。周りに人がいるのにも関わらず無我夢中でいぢり倒した。前々からテルミンには関心があった僕だが、一気にボルテージがあがってしまった。
ご存じない方のために説明すると、テルミンとは、アンテナに手をかざして音程や音量を取って演奏する電子楽器。鍵盤も指盤もない。あるのは自分の手と、アンテナまでの空間。手を触れずに演奏できる、唯一の楽器と言ってもいいのかもしれない。2001年に日本では、テルミン発明者、ロシアの科学者テルミン博士の人生を追ったドキュメンタリー映画が公開され、一部で話題となった。
ともあれ、その日から僕は取り付かれたようにテルミンを調べ上げ、実際に楽器店に足を運んだりして、わずか3日後にはネットショップで注文ボタンを押していた・・。
そのようにしてテルミンはやってきた。
Moog Music社製、「Etherwave Theremin」直方体の黒い無骨な木の箱に、アンテナが2本。前面につまみが4つ。背面にはmoog50周年のエンブレムがアクセントに貼ってあった。
楽器経験は独学の鍵盤と、読売文化センターで9ヶ月習った篳篥のみ。
そんな僕がどこまでこの楽器を演奏できるようになるのだろうか。
練習の日々を綴っていきたい。
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