2004年12月16日
教則本「テルミンを弾く」
日本で唯一のテルミン教則本。
この本を買う前にひとつ注意するなら、イシバシテルミン他、一本アンテナ向けテルミン用には書かれていない、ということ。さらに言うなら、MoogのEtherwave Theremin用に書かれている。文中のイラストも全部Etherwave Thereminのそれである。
逆に言えば、Etherwave Thereminで、テルミンをはじめたい!と思っている人には最適の本である。はじめるにあたって必要なものなども丁寧に記されているし、また、付属のCDには竹内正実氏による模範演奏も収録されているので、まだ持っていないけどこれから買う予定の人にこそ最適かもしれない。
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針金の輪綴じで、割と小型な装丁の本であるが、これは、Etherwave Theleminの上に載せて練習できるようにという配慮であるらしい。実際僕も練習中はこの教則本をテルミンの上に載せて、楽譜を見ながら練習している。普通の綴じの本だと、楽譜のページを開いても、思いっきり開きグセをつけない限りすぐ綴じてしまうが、これは輪ッカで綴じてあるので、任意のページを開いたままにできる。非常に細かいところに行き届いた教則本だ。
竹内氏の演奏法は、非常にわかりやすいと思う。付属CDは、簡単なスケール練習の伴奏からしっかり収録されているので、本のイラストを見ながら手のフォームを確認しつつCDにあわせて何度も練習すれば、数週間で上手くなったことを実感できるようになる。これは、僕の実体験。
なお、練習曲は「家路(ドヴォルザーク)」「モスクワ郊外の夕べ(ソロヴィヨフ=セドイ)」「アヴァ・マリア(カッチーニ)」「サマータイム(ガーシュウィン)」「愛のテーマ(モリコーネ・映画『ニューシネマパラダイス』から)」「コンドルは飛んでいく」
伴奏は全て打ち込みだが、「モスクワ郊外の夕べ」など、途中で倍テンになってジャズワルツアレンジになるなど、非常に丁寧にかつひねって作ってある。すべて竹内正実氏の模範演奏と、伴奏のみのバージョン両方収録されているので、最初はじっくりと模範演奏を聞いて、それに重ねて練習し、慣れてきたら伴奏のみでチャレンジするなど工夫次第ではかなり深い練習も可能になると思われる。またCDにはオマケとして、拍手の音やコンサート会場のざわめき等の効果音が何種類か入っている。プログラミング演奏で(ざわめき→伴奏→拍手)などとやることで、コンサートのシミュレーションが出来る(と、書いてある・・・やっている人いるのか?(笑)
値段は5,775円と高価だが、マジメさと遊び心と実用性に富んだ非常に素晴らしい教則本なので、テルミン初心者には必携の一冊。
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2004 12 16 [テルミン関連の書籍・CD・DVD] | 固定リンク
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