2005年10月08日
ピッチ軌道
定点観測と平行して、覚書みたいなのをこれから書くことにします。
今日はピッチ軌道について。
右手を垂直アンテナに最大限近づけて、それから右手を徐々に胸に引寄せて行くと、音が最高音から最低音までさがっていくワケですが、その手の動きのピッチ軌道とよく言います。
ん?違うかな。最高音から最低音までの最短距離の軌道かな。垂直アンテナから自分の胸に糸が引っ張ってあるのをイメージすると分かりやすいだろうか。
で、竹内奏法だとオープンポジションとクローズドポジションがあるワケですが、手の形がどうであれ、この見えない軌道上を移動することを意識しないと、いつまでたってもうまくピッチが取れないんだな、と最近気づいてきた。気づいたというか、思い知らされたというか。
クローズドポジションから手首と指を伸ばしてオープンポジションにしても、軌道上から指先がズレていると、思ったよりも音が上がりません。延ばした先が軌道上に来るようにしないとダメなのです。
≫続きを読む
さらにビブラートに関しても、この軌道上、手を前後に小さく揺らすことでビブラートがかかるわけです。軌道上で上下に揺らしても、ビブラートはかかり難いのです。
「白鳥」を練習していて、高音域になったときに、ビブラートがかかりにくいなぁ、と思ってたんですが、どうも僕が考えていた軌道がまず間違っていたみたい。
アンテナに手を近づけるとき、ぼくはアンテナの根元のほうに近づけていたんです。で、竹内奏法だとビブラートは手首を固定して、ひじから腕全体を前後に揺らすようにビブラートをかけるんですが、アンテナの根元のほうに手があると、ひじから腕全体を前後に揺らした場合ピッチ軌道上では前後方向より、上下方向に動いてしまうのです。
文章だと説明し難いなぁ。んー。つまりアンテナの根元に手があるときってのは、ひじと手を結んだ線が水平に近くなります。そうするとひじから腕全体を揺らしても、上下方向により手の先は動いてしまうのです。ひじと手の位置関係に角度があったほうが、ビブラート時にピッチ軌道上を前後に動かせます。文字を使って無理やり図式すると「>」と「V」の関係でしょうか。このふたつの文字、開き具合は同じだけど、開いた先の位置関係は、上下と、左右という風に違ってしまってるでしょう? むむむ。説明を重ねるたびに分かりにくくなっている気もします(笑 なんとか伝わればいいのですけど。
ともかく、垂直アンテナに手を近づける最高音の位置は、アンテナの真ん中らへんを狙うべきだと思いました。
≪元に戻す
2005 10 08 [テルミン練習日記] | 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
| 編集
2005年06月05日
撃沈ウィークエンド(ジャムセッション&テルミン大学)
本日、ジャズのセッションに参加。
ネットで知り合った方々と、ごくごく内輪のセッション。基本的にメンバーも曲も決まっていて、最後のブルースだけ飛び入り参加可能な流れ。当然ぼくはお客さんのつもり。であったが、ふかく考えずに、ピアニカを持っていってしまった。アパートじゃ音出し無理なので練習も一切せずに。
結果、当然のごとく惨敗。指も動かずフレーズも浮かばない。カッコつけてマウスピース型の吹き口つけるんじゃなく、素直に蛇腹の吹き口にしときゃ少しはマシだったかも・・。でも久しぶりのセッションは楽しかった。やっぱりジャムセッションは見るだけじゃなく参加するに限るなぁ。
ジャムセッションを終えてテルミン大学へ。今日から新しい曲にチャレンジ。荒井由実「中央フリーウェイ」というかなり無謀な選択。こちらはそれなりに練習してきたつもりだったのに、セッション同様大失態。この曲、出だしの「♪中央フリーウェイ」が割と派手に跳躍するフレーズなので失敗しやすい。さらに、ここをしくじると次のフレーズの指の形がうまく作れずその先がボロボロになる。練習の甲斐なくいきなり修正不可能なほどの失敗。どっと汗が出た。今日は汗をふくタオルハンカチを準備してきたのに、肝心なときに手元にない! それに動揺したわけではないが、その後も全然冴えない演奏になってしまった。うむむむむむむむむむ。出だしの跳躍フレーズについてのアドバイスを受け、すごすごと立ち去る。
返す刀でセッション打ち上げに向かう。今日は都内を駆け回っている。すでに相当出来上がったメンツ。不甲斐ない結果の連続に落ち込んでいたが、ハジけた人が多かったので随分気分が晴れた。
失敗を糧にして人生はより豊かになるのだと、ありがちな言葉を言い訳のように胸に刻み込む。来週のテ大でリベンジをするのだぁ!
2005 06 05 [テルミン練習日記] | 固定リンク
| コメント (15)
| トラックバック (0)
| 編集
2005年05月01日
エフェクターのススメ
ヤフオクで買ったKORGのギター用マルチエフェクター「AX1G」が届いたので、テルミンに繋げた。このエフェクター、先日のF.O.T東京サロンで、リボンコントローラーを演奏した尾上さんも使用していた。というより尾上さんが「このエフェクター、今ヤフオクで3000円くらいですよ!」とおっしゃってたので、そりゃあいい!とばかりに購入したのだ。コンパクトサイズのギター用マルチエフェクターで、フットスイッチとペダルが付いている。69種類のエフェクターを内蔵し、最大7種類が同時に使える。各エフェクターで変更できるパラメーターはひとつなので、細かい設定には向かないが逆に言えば非常にカンタン。メトロノーム、チューナーといった機能も付いている。既に生産終了し、後継機種が出ているので中古市場を探すしかないが、そのぶん、非常に安く手に入る。
≫続きを読む
ぼくは普段ヘッドホンで聴いているので、Etherwaveの素の音には少なからず不満があった。テルミンの音色ってのは、ビブラートやボリュームコントロールといった人の技量によるところが大で、素の音ははっきりいってショボい!特にぼくのように演奏が下手糞だと、ますます音もショボくなる。
テルミンをやってる方の中には、「良い音色」を求めてプレミアの付いた古いテルミンや、少ないながらも存在するEtherwave以外の機種を手に入れる方もいると思うが、ギター用エフェクターを試す方はあんまりいないんじゃないかと思う。試すとしても空間系だけだったりして。エフェクターは邪道的な思想が根付いているのではないかと疑うことさえある。僕は声を大にして叫びたい!世の中のテルミン奏者よ!恐れずエフェクターを手にせよ!
はっきり言おう!
音色を求めて他のテルミンに手を出すより、エフェクターを使ったほうが良いと。
いろいろいぢってみて分かったが、コンプや歪み系エフェクターは、音量コントロールが効きにくくなるので、ちょっと使いづらい印象があった(繊細なボリュームコントロールを求められない曲であれば、十分使える)。それ以外のエフェクターはかなりテルミンと相性がよい。考えてみればアナログシンセにしたって当たり前のようにさまざまなエフェクターを通すのだから、テルミンに通して悪いことなんてひとつもないのだ。
なかでも俗に言う「トーキングモジュレーター」的なエフェクターは、今回試した限りでは効果抜群だった。音色のカラーががらっと変わるのに、奇をてらった感じにはならない。よりテルミンらしさが深まる気もする。
それにEtherwaveの弱点といわれる、高音部の硬さもだいぶ丸くなった。
送料含めると3800円くらいの買い物だったが、笑っちゃうほど効果大!
あんまり気持ちいい音色になったもので、今までこんな長い時間弾いたことがないんじゃないか?ってくらい弾き倒してしまった。
ということで、テルミンの音色になにか不満があったり、新しい音の世界を探求したいならエフェクターの使用をぜひ皆様にもオススメします!
ヤフオクで「AX1G」を探す
AX1Gの後継機種「AX10G」はこちら↓


≪元に戻す
2005 05 01 [テルミン練習日記] | 固定リンク
| コメント (11)
| トラックバック (2)
| 編集
ぼくがテルミンをはじめた理由
僕がテルミンをはじめた理由には、ものすごく現実的な理由がある。
それはつまり、音の出ない楽器が欲しかったからだ。
まったく矛盾した発言のように思えるが、分かる方には分かるかもしれない。
≫続きを読む
一人暮らしをはじめて、壁の薄いアパートに住んで、「音を出す」ということに敏感になってしまった。夜中など、隣の住人の咳がよく聞こえる。ということはこちらの音もあちらへよく通っていることになる。だから音楽を聴く場合でもテレビを見る場合でもたいていヘッドホンをして過ごすことになった。そんな生活だから、アコースティックな楽器はとてもじゃないが怖くて演奏できない。
キーボードがあるのでたまに弾く。もちろんヘッドホンで聴いて弾く。ところがたとえヘッドホンで聴いたとしても、鍵盤をたたく音、ペダルを踏む音、こういった音が案外うるさいのだ。日中ならよいが、夜中ならかなりためらってしまう音が出る。
電子楽器(アンプから音をだすギターなども含め)ってのは、たとえヘッドホンでも聴いても、演奏時楽器そのものに触れる際のノイズはどうしてもでてしまう。完璧に無音状態で演奏できる楽器というのは、鍵盤をたたいたり、弦をはじいたり、そういった物理的な接触がでてしまう限り、ありえないのだ。
ところがテルミンは、楽器に触らないで演奏できる(たぶん唯一の)楽器だ。たたく必要も、はじく必要もない。アンプの変わりにミキサーなどに通してヘッドホンで音を聴いてしまえば、これほど静かに演奏できる楽器は他にないんじゃないかと思う。さらに演奏時に身体を動かすとピッチがよれてしまうので、直立不動を強いられる。これも「無駄な音を出さない」という点から考えれば、まことに具合がよろしい。
テルミンを買う前のとある日、某所の集まりでMさんが持ってきたマトリョミンを触って、ああ、テルミンってのは「音の出ない楽器」の理想形かもしれない、ということに気づいた。ちょうどその日、別のMさんが二胡を持参でいらっしゃって、触らせてもらった。こちらも大変魅力的な楽器だったが、いかんせん音がデカイ。日常的に触ることを考えるとぼくの生活環境ではテルミンしかない。そう思った。
テルミンに関しては、それ以前にも人並み以上の興味はあった。単館上映だった映画「テルミン」を恵比寿ガーデンシネマに見に行ったほどだ。その後池袋の石橋楽器などへ行き、Ethewaveを見て購入を少し考えたこともある。ただ、当時は今より値段も張ったし、教則本なども出てなかった。いろいろ秤にかけて購入は見送った。
ところがマトリョミンに触れてから俄かに再燃したテルミン熱でネット上を調べまくると、Etherwaveの値段も下がり、教則本も発売され、テルミンコミュニティもそれなりに盛り上がってることを知った。いろいろ秤にかけてみて、購入に踏み切ってもよさそうだ、と感じた。
ということで、ぼくはテルミンをはじめた。
テルミンを始めた方は映画や実際の演奏を見て「感動して」はじめた、という方が多いようだが、ぼくの場合はそんな現実的な理由だ。(無駄な)音が出ないという点に関してはたいへん満足している。その気になれば夜中にでも心置きなく練習できる。なんとなく弾きたいなぁ、と思ったときに、いつでもさらっと弾けるというのは、よい。
≪元に戻す
2005 05 01 [テルミン練習日記] | 固定リンク
| コメント (8)
| トラックバック (0)
| 編集
2005年04月24日
テルミン大学2期2回目
テルミン大学2期2回目。
なんでだろう?テルミン大学のEtherwaveが妙に弾きやすい。
あんまり練習できなかったし、ダメだろうなぁ、と思ったら存外弾けた(といっても、昨日定点観測で晒した演奏を聴けばわかるように、レベルの低いトコでのおはなし)。普段自宅での練習よりも弾けて気分が良い。その代わり今日は何度も弾く機会があったので、またぞろ緊張で汗が出た。着ていたネルシャツの袖でぬぐったら、シャツの色が薄いグレーだったので、袖に付いた汗のあとが妙に目立つ。胸の上部を強く両手で押す必殺技も忘れ(こうすると汗が止まるそうだ)、恥ずかしいスパイラルに突入。今度からおっさん臭いけど首にタオルでも巻こう。
≫続きを読む
家に帰ってから、音色つまみのセッティングをテ大のものと同じにした。
左のWAVEFORMつまみが1時方向くらい。右のBRIGHTNESSが8時方向くらい。
どうも楽器自体の位置も低いようなので、あらためてへその位置に調整する。
そうするとあら不思議。圧倒的に弾きやすくなった。音色ってのも弾きやすさにだいぶ影響するんだなぁ。キレイな音だし、なんか、ごまかしの効きやすい音色のような気がする。Etherwaveの音色セッティングに迷っている方はお試しアレ。
と、いうことで自分的には実り多い回だった。なにより自分の努力なしにうまくなった気になるというのが良いではないか!だいぶ考え方が後ろ向きではあるが。
音量コントロールはどうやらだいぶよくなってきたような感じといえなくもないと言っても過言ではないくらいになってきたので(どんなだ!)、今後の目標としては、ビブラートになった。ちょうど春眠暁を覚えずな、ひたすら仕事中眠い時期なので、睡魔に襲われたら生き抜き(生が抜けたら、生霊だな・・・もとい息抜き[揚げ足とり対策])にトイレにこもって、こちろうさん直伝のビブラートの練習をしようと思う。
≪元に戻す
2005 04 24 [テルミン練習日記] | 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)
| 編集
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
All pages